転職かMBA取得留学か [日記]

転職か、MBA取得留学か

知り合いの依頼で悩める30歳男性のコンサルを行う。

学生時代に1年間の語学留学の経験者。TOEICは700点を
10年ほど前に取得
大学卒業後、日系企業で営業職、その後、外資系のメーカで
営業職を経験。

今後のキャリアに悩んでの相談でした。

MBA取得の為に海外へ思いきって留学するか。。
別の会社に転職するか。

聞けば現在の会社は上がつまっていて出世の見通しがない
日本法人の縮小により人が大量にきられている
海の向こうの指示にさからえない
ここでのキャリア形成に夢がもてない
社内での移動も難しいそうだ

現在の年収はインセンティブ込で1000万(悪くない)
大手外資系メーカー

話を聞いてみると、なかなか「ホネ」のある人物
大手企業のひとつのコマとなって働くこと、将来への希望がみいだせなく
もがいている
やる気はあるがこれからのキャリアの積み方に悩んでいる


海外で働きたい。海外の案件ないですか?何の職種でもいいです。

そういった。

なぜ海外で働きたいの?

話をきいていくと、将来的に起業もしくはカントリーマネージャ(経営陣)としての
キャリアップを漠然とイメージしていることがわかる

そのためには海外にでるんだ!
海外の案件ないですか?


イメージしている15年後の自分と、現在との自分の間に
積み重ねていくキャリアと階段、螺旋階段の何段かが抜けている
ように思う。

さらに話を続けていくと
イメージすることはとても大切。夢は描くところからはじまる。
それに、リスクを回避したい(それはわかるよ)

・MBAをとりに海外にいくのはどうだろうか?
・別の会社でいいから、将来的にTOPマネジメントになれるような
会社へ転職できないか?

という質問にかわる

MBA、MBAとMBAとればトップマネジメントになれるか?といえばそうではない。
ただ単なる憧れやイメージだけを先行した若者か??

と、思ったがよく勉強していることが話の中からわかる
そして、迷っているがたぶん決めている

将来的にトップマネジメントになれるようになるには、MBAはあってよいものではあるが
MBAをもっているからといてトップマネジメントになれるわけではない
MBAをとってかえってきて営業職だけのキャリアでつける次のポジションは、戻ってきた時の日本の市場は。。
MBAは国内でもとれる。海外のMBAの価値ももちろんある


さらに話をしていくこと1時間


トップマネジメントになる為に、身につけておきたいこと、
MBA留学を頭からは反対しない。
環境がゆるされるなら今のうちにいっておくのもありだと思う。
むこうへいって勉強だけじゃなくてしっかりと人脈もつくってきた方がよい。

身につけておきたいこと、営業職だけのキャリアではなく、広くセールス&マーケティング、IT、オペレーションなどの統括別の部門のマネジメント実績経験、失敗も含め「螺旋階段」の輪をおおきくしながらのぼって
前向きに経験を生かして、さらにMBAの知識と人脈もしっかりつけていこう。日本だけではなく広く活躍できる場をあたえられるチャンスをねらっていこう。

それをかなえられる環境を選択していこう

なんとなく、遠く漠然としていてその階段の先は登れるのか、つづいているのか、見えないかもしれないが
今みえない先も3段のぼればみえなかった10段目が、10段のぼればみえなかった15段目がみえる
決して諦めないこと
夢はあきらめないこと
のぼったひとにしかみれない景色がある

カウンセリングはつづいた

とにかく、悩み抜くことも大切だ
今考えられるだけのことをすべて考えて考え抜いた
結論をだすべきだ


結果的には頑張るのではなく、やるのではなく、「がんばりぬく」「やりぬく」事が大切。
ここで迷っている分かれ道はどちらの道に正解はなく、正解である道を自分でつくるものだと
思う。


さらにコンサルは続く


私の予想ではたぶん、彼はMBAをとりに海外へいくだろう(本当は心にきめていると思う)
悩みぬいて旅立つ時がきたらこころよく送り出して日本からサポートしよう

一応、日本での再就職先も考えておこう(海外へいかない選択としても)
しかしながら、おそらくもう決めている。
その背中を押してほしいだけだろう。
そう思った。

まったくあさはかな甘い考え
そうは思わなかった

多くのトップマネジメントの方との話の中では賛否両論ではあるが
私は彼の熱いまなざしと情熱を彼が貫くのであれば、私はそれを応援する。

市場は厳しいが、生き残っていける人物。
そう感じたから。
そんな若者を応援したい。

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